映画の景色を見に行った ~ひるね姫の倉敷~
ちょっと前になるのだけれど、5月の初旬に岡山県倉敷市に行った。
目的は映画「ひるね姫~知らないワタシの物語~」の主人公が暮らす町と、その景色を見ること、with、ひるね姫×くらしき スタンプラリーキャンペーンを、自家用車で。
映画で観た風景を「これなのね~(*´▽`*)」と目にし大変満足してきました。
行って良かったです。そして、体験してやっと理解できることってあるよね……。
というわけで旅行の感想。映画の内容も含まれる。
体験して理解できたことみっつ
ハートランドが本当にあったこと。
倉敷の情報を集めて見つけた、「2017ハートランド倉敷」という催し。あれ、映画に出てくるハートランドって空想の産物ではなかったんだ。映画に出てくる国の名前にしてはずいぶん素直なネーミングと感じていたら、元があったのね。納得。
何年か前の情報にも「ハートランド倉敷」とあったので、ずっと続いているイベントのよう。
当日は倉敷美観地区の会場を散策しましたが、大変な賑わいでした。気付くと何かしらの演奏が聞こえたことや、大勢の行き交うひとの楽しそうな姿が印象的。
ハートランドの渋滞は本当だったこと。
まずはスタンプラリーをと児島、下津井へ。映画で観た景色の場所巡りをしました。渋滞はそのあと。
ひととおり巡り終わってようやくハートランド倉敷イベントへ向かったのですが、だいぶ手前から渋滞することが多くなり、会場へ近づくにつれもうぎゅーぎゅーな感じに。あとちょっとの距離にたどり着かないもどかしさ。
イベントだし、ゴールデンウイークだし、そりゃ普通に考えて混雑するよね。
しかし、翌日倉敷駅から岡山駅方面へ向かったときにも再びかなりの渋滞に出会いました。たぶん、休日は恒常的に渋滞が起きる街なんだと思う。
倉敷市が広かったこと。
映画の中でハートランドと岬のピーチハウス(で、いいんだろうか。エンシェンとジョイがお留守番してて、ピーチが帰宅した場所)はだいぶ雰囲気が違いましたよね。城からは渋滞や海からやってくる鬼が見えるのだから、近い場所なのかもしれない。けれど、それにしては土地の印象がかなり異なる。
で、実際瀬戸中央自動車道を使って現地へ行ったんですけど、スムーズに流れているわりになかなか到着しませんでした。倉敷ジャンクションから児島まで。倉敷市って広い。そして、児島・下津井あたりの雰囲気と倉敷駅周辺を歩いて見た景色はだいぶ違っていました。
「岡山の次は倉敷~、倉敷市内なんだから橋まですぐ!」と思いこんでいたので、余計に遠く感じたのかもしれないですが、やはり、距離があるから違いもあったのかと。
(足元に印がついていて、映画の場面と同じ景色とわかる「ビュースポット」から撮った橋の風景)
「映画の景色とそれを見せる工夫(ビュースポットとわかるようにされた路上。映画場面と説明印刷のシール貼りつけ)が素晴らしい!」以外の映画関連としては、上のみっつが主な感想。
以下、印象に残ったことなど記録。
鴻ノ池サービスエリア(下り)の田舎うどん
おなかすいて入りました。メニュー見たら田舎うどんってあったので、なにかこちらの方には普通でもよそから来た人には「おお、この土地ならではかな(*´▽`*)」と思える気がして注文しました。
「おおっ(゜o゜;;)」と思いました。
(田舎うどん。煮込まれた大根がとってもデカデカとしている。ジョイは私物)
味や具材は豚汁です。ですが、知っている豚汁とは具の大きさが全然違う。大根大きい。いっぱい入ってる。食べ進むとどんどん汗が出てきます。身体ほかほか。
人気メニューが豚汁であることにも納得。びっくりした。おいしかった。癒された。
スタンプラリーのシステムが利用者に丁寧
スタンプラリーはスタンプの設置場所のすべてどこでも応募ができる仕組みになっていました。特定の場所や帰宅後郵送でというスタンプラリーしか知らなかったので、利用者に親切便利なシステムだなあと思いました。
(スタンプ設置場所のひとつ、「むかし下津井回船問屋」。ハーツのパネルがありました)
スタンプが、プラスチックケースを被せて保管される仕組みにも好感。丁寧な印象を残し、しかも誰でも扱える。管理者の負担と利用者の利便、両方きっちり考えて作られているんだなあと思いました。丁寧な検討の上実施されたんでしょうね。8つある設置場所のどこでもスムーズにスタンプを押すことができました。
倉敷の魅力
上のスタンプラリー話の続きみたいなものなんですが、これがあったおかげで検討すらできなかった場所に行き、見て、楽しむことができました。
検討ができないというのは、そもそも自分に倉敷についての知識がなく頭に浮かぶのは倉敷駅近くの美観地区だけだから。そのため、海の際に何があるのかを調べようとは思いつけません。
でも、スタンプラリーだからと行ってみて、お気に入りになった場所がいくつもありました。
レストハウス近くはたくさんのひとが橋、船、橋の下を走る電車、それらを統括する広大な景色をながめていました。
遠くまで続く橋をまた眺めに行きたいです。
(5月初めに訪れたので、キャラクターの描かれたこいのぼりを見ることができたベティスミス)
ジーンズミュージアムがあるベティスミスでは、アウトレットショップも運営されていました。この品物が! この価格で!? ひゃっほー(∩´∀`)∩♪♪♪ でした。スタンプラリーの中ではかなり長居した。
(児島ジーンズストリートキャラクターの「Gパンだ」)
旧野崎家住宅は児島ジーンズストリートの一画にありました。もう予定が! 詰まっていたので!! 1店舗しか見れなかった!!! 今度行ったら端から端まで全部見たい!!!!
ハートランド倉敷が開催されていた美観地区も、もちろんまた行きたい場所です。森田酒造さんのお店や、手作りアクセサリー販売の露店めぐり、時間が無くて行けなかった大原美術館。それに阿智神社。
(岡山県指定天然記念物「阿智の藤」)
宗像三女神が主祭神の神社、またお参りに行きたい。訪れた日は藤まつりが開催されていて、雅楽の演奏も耳にすることができました。美しかった。
それぞれずいぶんと急ぎ足で回りましたが、どの場所も「もっとじっくり見ていたい」場所でした。
実際に映画の場所を訪れ原風景を見たことで、ココネやモリオの足取りというか「現実とリンクしている映画世界」という気持ちが生まれました。映画だけでもかなり現実っぽく感じていたのですが。彼女たちの「生きている感」がものすごーく感じられるようになったように思います。
行って良かった(●´ω`●)