映画音楽
今思いついて出して来たCDはこれ。
上から
(すべて邦題)
(LIFE! The Secret Life of Walter Mittyについては、もうひとつスコア版もあるけれど、写真は歌曲)
映画を観ているとき、映像はもちろんメインで鑑賞するけれど、かなり大きな部分で音楽が気になる。
挿入歌もそうだし、楽器だけでの演奏もそう。
スクリーンを体験しに来ているのに、妙に細かい部分……ちょっとしたしぐさとか少しの感覚のずれとか……に引っかかりが多いとき、目にしているものだけでなく音楽も違和感でいっぱいになっている。なんでそこでそんな音を、とか、話に比べて大仰すぎる歌がとか、重なれば重なるほど作品を楽しむことから離れてしまい、相手と自分の認識の差に肩を落としてしまう。
先にあげた3つの映画サントラは、映画を観ていてずっとそちらの世界を楽しめたし、音楽も印象に残って買い求めたものだ。映像の邪魔にならず、むしろ必要で、そして音楽だけでも長く楽しめるサントラたち。
ロシュフォールの恋人たち
流しているだけで、映画の場面が鮮明によみがえる。
バレエの曲もいいし、デルフィーヌとソランジュの歌もいい、すべてが幸せで1曲だけを選ぶのは難しい。
8人の女たち
流しているだけで、映画の場面が鮮明によみがえる。
彼女たちそれぞれに歌があり、立場や思いが映し出される。バラエティに富んでいて飽きることがない。
LIFE!
流しているだけで、映画の場面が鮮明によみがえる。
爽快感や鼓舞や温もり、孤独さえ心地よい。漫然とした時間から、すべてを体験しつくす時間に変わる。
上記は、アルバムをそれぞれ流し聞いたときの印象だ。
当たり前かもしれないが、映画を観たからこそ入手した音楽になる。映画から受けた自分の解釈が音楽に上乗せされているので、映画鑑賞前に曲のみを聞いていたときとは感じ方が変わっているものもある。
LIFE! の Space Oddityとか。8人の女たちのA Quoi Sert De Vivre Libreとか。
いずれにしても、耳にしている間高揚感がある。気に入った映画音楽を流している間は、スクリーン前の座席で受けた心のゆさぶりを追体験しているようだ。何度も咀嚼して、新たに感じたり元の場所に落ち着いたりする。
舞台のサントラにしても、テレビドラマやアニメのサントラにしても、同じように好きで入手したものはいくつもある。
しかし今のところ、サントラ1枚だけを選ぶとしたらこの3枚の中のいずれかだ。
どれとはまだ、決めていないけれど。
- アーティスト: サントラ,リュディヴィーヌ・サニエ,イザベル・ユペール,ファニー・アルダン,ヴィルジニー・ルドワイヤン,フィルミーヌ・リシャール,クリシュナ・レヴィ
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2002/09/26
- メディア: CD
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