いつの間にか始まっていた、デトロイト美術館展。巡回展です。
はじまりの、愛知・豊田市美術館はすでに終了。次回は、東京・上野の森美術館。
というわけで今週は、現在開催中の大阪市立美術館へ行ってきました。
行って良かった! (*´▽`*)楽しかった~
意外その1 「撮影可能日あり」&「不特定多数への公開可能作品あり」
撮影可能日があることは知っていたのですが、画像の取り扱いはクローズドな範囲だと思っていました。
しかし、会場内の展示品そばに「SNSへの投稿不可」の印が無いものならば、撮影した画像を非営利・私的使用の範囲で公開OKとのこと。
ただし、いくつか注意事項・禁止事項があり、その中のひとつがこちら
撮影された作品写真に変更を加えることはできません。
自分や他の来館者を隠すためでも、加工は無理なのかもしれない……というわけで、この記事の美術館展絵画画像はミートモアプリの加工をしていません。
(作品以外にはミートモキャラ加工あり)
意外その2 展示数52作品は、少なくなかった
52点、すぐ観終わってしまうんじゃないかな。
そんな予想をして訪れたのですが、とんでもなかった。入館後、あっという間に3時間近くが経過してしまいました。
というのも
1周目 美術館展の撮影を楽しむ
2周目 音声ガイドを借りて、作品を楽しむ
3週目 展示室内の解説を読みながら、作品を楽しむ
4週目 気に入った作品を繰り返し楽しむ
5週目……というように、ぐるぐると回り続けることができたからです。
ひとつひとつの作品は見ごたえのあるものばかりでした。
何回も観ることで、見落としていた絵の要素に気付いたり、気持ちの変化を感じたり。
52作品はじっくり鑑賞する上で、大変満足できる展示数となっていました。
意外その3 展示室に繰り返し入場可能なシステム
建物に入る時点でチケットを渡し、その中では自由に動ける仕組みでした。
図書閲覧コーナーのある美術ホールに寄ったり、荷物の出し入れでロッカーを利用したり、そしてふたたび展示室で作品を楽しんだり。
最もありがたかったのは、音声ガイドを後から借りることが可能だったこと。
時間を追うごとに来館者は増えていくので、少しでも撮影しやすいうちにと思い、カメラを首から下げて来館しました。これでは、さらに音声ガイドを首から下げることは困難(重いし危ない……)。そこで、まずは撮影だけ目的に入室。退室後荷物を館内ロッカーに預け、再度入室する際に音声ガイドを借りました。
美術館を出るまでは入退室が自由であったからこそ、それぞれの楽しみ方を心ゆくまで味わえる。大阪市立美術館、ありがたいシステムでした。
意外その4 消えた喫茶室
10年ほど前に、同じ大阪市立美術館で開催されていた展覧会「プラド美術館展」。
そのとき、たくさんの展示を回るのに時間がかかり、途中で食事をした記憶がありました。
確か、地下のレストラン。そして、2階にもカフェがあり「今度はこちらにも行きたいな」と思っていたのです。
今回は、いい機会、朝から夕方までじっくり美術館を楽しもう……と思ったら。無いのです。レストランも、カフェも。
www.osaka-art-museum.jp
レストランの閉店を告げる、お知らせが美術館公式サイトにありました。
投稿日時2016/06/27
ショック―(;´Д`)
先月までは営業していたのかな!?
あの、美しい明かりがさす場所でお茶したかった……
(ステンドグラスの前に、喫茶室があったはず……)
意外その5 自分自身の手で撮影すると、大幅に満足度が上がったこと
記憶か、ショップの絵葉書か、図録か。それらを頼っても、なかなか難しいことがあります。
美術展の雰囲気、そして額縁を思い出すこと。
雰囲気は、明かりの取り方や作品の配置など。実際の展示は図録の順番通りではなく、見やすく感じやすく空間としての美しさがある。
自らの手で撮影することで、それを思い出し感じ直すきっかけを、入手することができました。
そして額縁。
額縁好きなんですよ~(´・ω・`)
重厚だったり、絵に合わせてあったり、豪華だったり。色とか。素材とか。観ていると楽しい。
でも、図録は絵の部分だけで、額縁まではなかなか乗りません(´・ω・`)
今回、撮影可能日だったことで写真を撮りまくり、絵と額との相乗効果を思い出す材料がしっかり手元に残りました。感涙の思いです。大満足。
(最後の画像はポール・ゴーギャンの「自画像」左下部分。ズーム機能を使えば部分的な撮影も可能なので、気になる場所のみを記録することもできます。これは、彼のサインが気に入って額縁と共に部分撮影)
(撮影可能日であっても、フラッシュや三脚一脚の類使用不可。記事の画像は、手持ち&作品を観るための境界線の外から、スマホ撮影したものです。撮影自体は持参した普通のカメラ中心だったのですが、まだデータを移していません……画像は、展示作品のごく一部です)
開催概要
www.detroit2016.com
豊田展(終了しました。)
会期 2016年4月27日(水)~6月26日(日)
大阪展
会期 2016年7月9日(土)~9月25日(日)
※休館日:月曜日(7/18、8/15、9/19は開館、7/19は休館)
開館時間 9:30~17:00(※入場は16:30まで)
作品の写真撮影は、7月・8月の火曜・水曜・木曜(祝日除く)のみ可能です。
会場 大阪市立美術館
〒543-0063 大阪市天王寺区茶臼山町1-82
東京展
会期 2016年10月7日(金)~1月21日(土)
※休館日:10月21日(金)
開館時間 9:30~16:30
(但し、毎週金曜日9:30-20:00)
※入場は閉館の30分前まで
会場 上野の森美術館
〒110-0007 東京都台東区上野公園 1-2
デトロイト美術館展の楽しみ方
デトロイト美術館展では全作品写真撮影がOK!
デトロイト美術館内の多くのギャラリーでは、来館者による写真撮影が許可されています。
今回来日する巡回展でも、周りのお客さまの迷惑にならないよう、そして作品に気を付けて是非お楽しみください。
展示室では”本物”だけが語り掛けるその魅力を是非じっくりと味わってください。
<撮影可能日程>
【豊田展】:5月10日(火)以降の平日に限り、作品の撮影可。
【大阪展】:7月・8月の火曜・水曜・木曜(祝日除く)に、作品の撮影可。
【東京展】:決定次第お知らせします。発表をお待ちください。
※撮影が出来る期間・時間帯は、各会場により異なります。
※一部の作品は、SNSをはじめ不特定多数への公開が禁止されています。
※その他、撮影や撮影された写真の使用については、会場に掲出の注意事項・禁止事項を順守頂きます。
※混雑の場合、主催者の都合・判断により中止させていただくこともございますのであらかじめご了承ください。
(以上、公式サイトより部分的に抜粋)